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■ ジンバブエの選挙 2013 ① 人々は結果をどう見ているか 

 ジンバブエで、前回選挙が行われたのは2008年です。その選挙では、対立する
2つの政党の間で死者が出るほど暴力的な争いが起こり、選挙監視団を送り込んで
いた近隣諸国で構成するSADCは、事態を収めるために暫定政権を提案しました。

 その内容は、2つの政党の党首が大統領と首相になり、省も半分に分けてそれぞれの党から大臣を立てるというもので、ケーキを2等分して2党で分け、同じ数のろうそくを立てる、という感じでした。期限は3年です。
 
 しかし3年を過ぎても選挙は行われず、期限を過ぎて2年目の7月に実施されました。

ジャナグルのツアーが終わりメンバーが帰国した直後で、まだ日本に残っていた私は
ジンバブエの現状が気にかかり、何度かハラレに電話をして様子を聞きました。

 話によると、ハラレは意外にも平穏で、普段と変わりがないということでした。学校は選挙のために混乱のないよう、春休みの時期を早めたほどなのですが。

 ジンバブエに選挙の取材に行くと電話をしてきていたNHKの記者も、いつのま
にかハラレに入り、通りに立ってマイクを持ち「前回に比べ、予想外の静けさです」とニュースで伝えていました。

 選挙の結果は、この国を独立に導いたZANU-PFが勝ち、欧米がバックに
つき、資金も豊富なMDCが大敗しました。

 欧米のメディアは一貫して、「民主化をすすめるMDC」という報道をしてきましたし、党首の顔を大きく描いた真っ赤な大型バスが「チェンジ」をスローガンにして、国内を走る光景は、新しくて、今より良い明日、という期待を抱かせたのですが。


 ハラレに戻り、この選挙結果について、友人・知人に聞いてみました。

  ● 欧米が資金源のMDCが政権をとれば、ジンバブエは再び植民地になり地下資源が大きく開いたゲートから、大手を振って持ち去られることになる。それだけは絶対に避けたかった。

  ● 西アフリカのマリでは、かつての宗主国フランスが、アルカイダからマリを守ると派兵して内乱状態になっている。混乱している間に地下資源が奪われることになるかもしれない。白人は、欲しいものがある時しか近づいてこない。

  ● ジンバブエのダイヤモンドをはじめとする豊富な地下資源が、MDCが政権をとると欧米に流れ、それに反する国内の勢力と抗争がおこり戦争になりかねない。戦争だけは、絶対にいや。

  ● 独立のための戦争で言葉にできないほど苦しんだ。何があってもあの戦争にだけは戻りたくない。今のままが良い。

  ● 戦争状態になるより、貧しい暮らしを選ぶ。

  ● MDCの党首、チャンギライは妻が亡くなって間もない頃から何度も再婚騒ぎを繰り返した。何億ドルもする新居を建設するお金は、は一体どこから得るのだろう。リーダーの資質なし。

  ● MDCは「旬」を逃した。所詮、国の(独立の)ために闘ったわけではない。

 以上のように、支持する党に投票したのではなく、支持できない党に投票しなかったという人が、多かったようです。
                                (続く)

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