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ストリートキッズのクリスマスパーティのこと 

▼ 2002年 ジャナグルの日本ツアーのあと、
以前から考えていたストリートキッズのクリスマスパーテイを
ジンバブエの首都で 私の住む街ハラレ市の ハラレガーデンでしました。
この公園はジャナグルコンサートの1回目の会場だったところです。

この公園の一角をハラレ市に借りて、
ドリンクを5種類くらい揃え、ビスケット(あの頃はビスケットが
出回っていなくて、問屋にパッケ―ジなしの15枚くらいを
セロファンで包んだものを頼んだのです)と、ミートパイを500個か
1000個(忘れてしまった)注文して、
出来あがったのを袋詰めし、公園の横にあるモノムタパホテル
(今はクラウンプラザホテルになりました)のマネージャーに頼んで
前日から保管させてもらいました。

▼ 当日は、すばらしい快晴で朝6時半頃行くと、
もううわさを聞いて子供達が待っていて、
みな準備を手伝ってくれました。
 10時頃からはじめる予定でしたが、
子供達はお腹がすいていているし 時間を早めて配りました。
日頃、ジュースやコーラなどを、
自分で選べることはあまりないだろうから、
この日ばかりはドリンクを選べるようにしたのです。
みな一列になって順番を待ちました。
 お腹の大きな女性がひとりきて
空腹で仕方がないというと、子供達はパーッと道をあけ、
その女性が一番先になるようにしていました。
偉いなと思いました。

 腹ごしらえをしてから、踊る子供がいたり、
芝生の上でアクロバットをする子供がいたり、ほとんどは男の子です。
 ストリートアヘッド(Street Ahead)
というストリートキッズの家の子供達も招待しました。
ここには女の子も身を寄せています。

 離れたところに立っていた男の子と目が合うと、
男の子は声を出さずに唇で「I am happy」と言うので、
胸がつまりました。
その子の着ているジャケットがブカブカした
大人用だったので、今度は体に合うシャツも
用意しなくてはと思ったのです。


▼ この話を、北海道新聞の記者に話したら、
コラムになっていました。
「I am happy」という題です。



▼ 町を歩いていると子供から
「ジャナグル!」と声をかけられたり、
挨拶されたりすることがあります。
みな、あの時に来ていた子供達です。

(高橋 朋子)




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