fc2ブログ

■ 沖縄から 

 真っ白な雪におおわれた小樽から、沖縄に来た。那覇は今日冷え
込んでいるとのことだが、歩いていると汗がでてくる。
 民家の庭に黄色の実をつけたパパイアがあり、ジンバブエを思いだした。
自動販売機にはジャスミンの香りのさんぴん茶があり、テレビからは
気持ちよい民謡が聞こえてくる。文化の日の民謡祭で歌っているのは
みな10代の女の子だ。


今日の琉球新報は32面のうち6面を基地関係の記事で埋めている。
 トップニュースは
   「県外・国外移設(せよ)70%」
   「辺野古」反対67%、嘉手納統合72%望まず

 琉球新報・毎日新聞調査によると
   「普天間飛行場について鳩山首相はどうすべきか」という問いに
    69.7%が「県外か国外への移設を目指し米国と交渉すべきだ」  
   と答えている。


 10月30日、DADA主催の調布市での講演会では、ジンバブエには”義務教育”
ということばはないという話をした。あまり深く考えることなく使っている
この義務教育とはなんぞや、と改めて考える。一体、誰の義務なんだろう?

 沖縄には戦争で義務教育を受けられなかった人が沢山いて、夜間中学で
学んでいるという。義務教育は本来、無償のはずなのに行政からの支援はなく、
生徒は、年間の授業料を31500円払っている。
 年金で暮らしている人たちにとっては、キツイ額だ。その授業料が不況で
また値上げされるという。値上げされれば、学校に行けなくなる人がたくさん
でる。

 そのニュースを聞いて心やさしい女子プロレスラーが3人、助けを申し出た。
夜間中学を訪ね、戦争をくぐってきたおばあさんたちに「私の母親も義務教育
を受けることができなかった。私たちにはレスリングしかない。レスリングで
助けたい。」と、ひとりひとりの肩に手をかけていた。
 11月8日に那覇市で支援のため試合とトーク、歌などのショーをすると言う。

 このニュースが今日の沖縄、あたたかいニュースナンバー1だった。
 


  高橋朋子

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://jenaguru.blog57.fc2.com/tb.php/403-88184fc9