名古屋 ABC
昨年、名古屋の朝日新聞ビルの15階にある名古屋ABCの
主催で、ジャナグルが、サロンコンサート「アフリカ音楽の夕べ」
で伝統楽器を演奏しました。
ビルの最上階のガラス張りのサロンで、名古屋の街が一望でき
普段とは違う空中に浮いているかのような不思議な会場です。
会場の皆さんは、リラックスした雰囲気で、演奏と同時に手拍子
がはじまり、最後まで続きました。
コンサートの写真は、ABC通信の表紙にも紹介され、また記事
にもなっています。
7月末、名古屋のABCを訪ね、この1年間の報告をしてきまし
た。以下は、ABC通信あてに書いた近況報告です。
_____________________________________________________________________________________
昨年7月のサロンコンサート「アフリカ音楽の夕べ」は、とても良い思い出です。あのような機会を与えて下さったこと、またエイズ孤児に、ご寄付をいただきましたことを感謝しております。
いただいたご寄付は、週に一度、2軒の孤児院に伝統音楽とダンスのインストラクターを送り、子どもたちにレッスンを通して自分たちの文化を教えることに使わせていただいています。
昨年は私たちにとって、忘れられない年となりました。日本ツアーができたことに加え、9月には念願のジャナグルアートセンターの土台を作り、やっと煉瓦を積みはじめることができたのです。
土地はハラレ市が寄付してくれた公的な地区、ハラレ市の中央、べルベデア通りにある1500平方メートル。まわりには、裁判所、博物館、図書館、ホテルなどの建物があり、そして草原もある広々とした地域です。
草を刈り、ブルドーザーを入れ、はじめてその土地が、燃えるような赤土であることを知りました。地ならしした後に、フェンスで敷地を囲い、煉瓦を4万8千個買うことからはじめました。
建て方は、セルフビルディングと呼ばれる方法で、煉瓦だけでなく、砂やセメント、小石、釘の果てまで、少しでも良質で安価なものを自分たちで選び、職人と直接契約をして建ててます。これは、少しでも安く済ませるため、費用は会社に依頼する半分から3分の1と言われています。
想像を絶するほどのインフレが続いているジンバブエでは、国内では製造をストップした建築資材もあり、材料捜しに明け暮れることしばしば。また、物価が午前と午後では違い、ガソリンもままならないため、何度も工事を中断せざるを得ませんでしたが、6月9日に、やっと屋根が完成いたしました。
雨期がはじまる前に、なんとか屋根をつけなければ・・・・と奔走しておりましたが、間に合わせることができ、胸をなでおろしています。
ここで、子どもたちに伝統音楽と現代楽器の両方を教え、国を代表するミュージシャンのレコーディングをしていきます。ジンバブエではじめての設備の整ったスタジオです。
その次に考えているのは、練習の成果を披露できるコンサートホール。100~150席の規模のものを敷地の残り半分に建てるのが夢です。これもまた、国ではじめてのコンサートホールになるでしょう。 ホールがあれば、演劇や詩の朗読にも使え、エイズの啓発活動もでき、また工芸品などの展示発表ができるでしょう。使い方は、数え切れないほどあります。
最後に、写真の少年たちですが、これはジャナグルジュニアバンドのメンバーです。年齢は5歳から12歳の男の子5人組(うち、ひとりは孤児院で育っており、この日は交通手段がなくて欠席しました)。ジャナグルが2年前から、伝統楽器と現代楽器を教えてきました。後ろに映っているのは、伝統楽器の先生です。
来年、日本に行って学校で演奏したい、そして2010年、南アフリカで開催されるワールドカップにも、ジンバブエの代表として演奏したいと、一生懸命練習に励んでいます。
このバンドが、ジンバブエの子ども達のあこがれになり、励みになり、夢や希望を与えられるように育てていきたいと思っています。
どうか、今後ともよろしくご支援いただきますよう、何卒、よろしくお願いいたします。
ジャナグルアートセンター代表 高橋朋子
主催で、ジャナグルが、サロンコンサート「アフリカ音楽の夕べ」
で伝統楽器を演奏しました。
ビルの最上階のガラス張りのサロンで、名古屋の街が一望でき
普段とは違う空中に浮いているかのような不思議な会場です。
会場の皆さんは、リラックスした雰囲気で、演奏と同時に手拍子
がはじまり、最後まで続きました。
コンサートの写真は、ABC通信の表紙にも紹介され、また記事
にもなっています。
7月末、名古屋のABCを訪ね、この1年間の報告をしてきまし
た。以下は、ABC通信あてに書いた近況報告です。
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昨年7月のサロンコンサート「アフリカ音楽の夕べ」は、とても良い思い出です。あのような機会を与えて下さったこと、またエイズ孤児に、ご寄付をいただきましたことを感謝しております。
いただいたご寄付は、週に一度、2軒の孤児院に伝統音楽とダンスのインストラクターを送り、子どもたちにレッスンを通して自分たちの文化を教えることに使わせていただいています。
昨年は私たちにとって、忘れられない年となりました。日本ツアーができたことに加え、9月には念願のジャナグルアートセンターの土台を作り、やっと煉瓦を積みはじめることができたのです。
土地はハラレ市が寄付してくれた公的な地区、ハラレ市の中央、べルベデア通りにある1500平方メートル。まわりには、裁判所、博物館、図書館、ホテルなどの建物があり、そして草原もある広々とした地域です。
草を刈り、ブルドーザーを入れ、はじめてその土地が、燃えるような赤土であることを知りました。地ならしした後に、フェンスで敷地を囲い、煉瓦を4万8千個買うことからはじめました。
建て方は、セルフビルディングと呼ばれる方法で、煉瓦だけでなく、砂やセメント、小石、釘の果てまで、少しでも良質で安価なものを自分たちで選び、職人と直接契約をして建ててます。これは、少しでも安く済ませるため、費用は会社に依頼する半分から3分の1と言われています。
想像を絶するほどのインフレが続いているジンバブエでは、国内では製造をストップした建築資材もあり、材料捜しに明け暮れることしばしば。また、物価が午前と午後では違い、ガソリンもままならないため、何度も工事を中断せざるを得ませんでしたが、6月9日に、やっと屋根が完成いたしました。
雨期がはじまる前に、なんとか屋根をつけなければ・・・・と奔走しておりましたが、間に合わせることができ、胸をなでおろしています。
ここで、子どもたちに伝統音楽と現代楽器の両方を教え、国を代表するミュージシャンのレコーディングをしていきます。ジンバブエではじめての設備の整ったスタジオです。
その次に考えているのは、練習の成果を披露できるコンサートホール。100~150席の規模のものを敷地の残り半分に建てるのが夢です。これもまた、国ではじめてのコンサートホールになるでしょう。 ホールがあれば、演劇や詩の朗読にも使え、エイズの啓発活動もでき、また工芸品などの展示発表ができるでしょう。使い方は、数え切れないほどあります。
最後に、写真の少年たちですが、これはジャナグルジュニアバンドのメンバーです。年齢は5歳から12歳の男の子5人組(うち、ひとりは孤児院で育っており、この日は交通手段がなくて欠席しました)。ジャナグルが2年前から、伝統楽器と現代楽器を教えてきました。後ろに映っているのは、伝統楽器の先生です。
来年、日本に行って学校で演奏したい、そして2010年、南アフリカで開催されるワールドカップにも、ジンバブエの代表として演奏したいと、一生懸命練習に励んでいます。
このバンドが、ジンバブエの子ども達のあこがれになり、励みになり、夢や希望を与えられるように育てていきたいと思っています。
どうか、今後ともよろしくご支援いただきますよう、何卒、よろしくお願いいたします。
ジャナグルアートセンター代表 高橋朋子
- [2007/08/21 23:51]
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