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アフリカを正しく知ろう その1 

これまで、日本人に聞かれた質問、ナンバー1は

■ 「アフリカは暑いでしょうね」
  
  どこもかしこも暑いわけではありません。
  私が住むジンバブエの首都ハラレは、標高1500mで、湿度は低く、
  夏はさわやかで快適です。
  モザンビークとの国境近くにある標高2000mの
  イニャンガの山岳地帯は、避暑地としてホテルもあり、
  りんごの産地です。
  
  ビクトリアの滝がある方面は、標高が1000m以下で、バオバブの木が
  生育し、夏の最高気温は34度くらいでしょうか。
  こちらは、マラリアの予防薬が必要です。
  
  更に南下し、南アフリカに行くと、雪が降るところがあります。
  昨年7月のある朝、ヨハネスバーグの空港に到着したところ、
  空港内が寒くて紅茶の入ったカップで手を温めたほどでした。
  その日は雪が積もり、通勤も困難だったようです。

  南部アフリカの冬はセーターが必要です。朝晩はオーバーに毛糸の帽子と
  手袋が欲しい。


■ 「アフリカは、何語ですか?」

  ”知り合いがアフリカにいるので、色々聞きたい”と言ってくる
  人がいます。どこの国ですか?と聞くと、”アフリカですけど”
  という答えです。
  アフリカ大陸を、ひとつの国のように思われているのです。

  アフリカの統一を提唱した、ガーナの故エンクルマ大統領の思想は、
  今も広く支持されていますし、やがて、アフリカは統一に向かうでしょう。

  しかし、現時点では、アフリカ大陸には50以上の国があり、
  その国境を引いたのは、イギリス、フランス、ポルトガル、ドイツ、
  スペインなど、アフリカを植民地にするために入りこんで来た人たちです。

  そのようなわけで、国境をまたいで、同じ民族が暮しているところも
  沢山あります。
  言葉は、それぞれの民族の母語に加え、植民地にした国の言葉が
  公用語として使われています。
  
  日本に行った青年が「日本の色々な町を案内してもらったけど、
  どこも似ていた。僕の国は、車で少し移動すれば、もう違う言葉を
  話しているけど」と言っていました。

  こちらでは、4つ以上の言語を話せる人もめずらしくありません。

  つづく・・・・・・・・
                    (高橋 朋子)


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