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■ 12月は、こんなに暑かったろうか。 

ヨハネスバーグからハラレに向かう飛行機からは、緑と茶の
タイルを貼り合わせたような美しいグラデーションの畑が見
える。中には大きな円形の畑もあり、90分間はパノラマ映
画のようだ。

川やダムには水があり、水面が太陽の光を反射してキラキラと
光っている。木々はこんもりとした緑で、小さなブロッコリー
が群生しているかのようだ。

これだけ緑が多いのだから、雨は順調に降っているにちがいない。
機内放送は、朝11時のハラレは摂氏25度と告げていた。

ところが空港の外に出ると、空気は熱く、乾燥している。
太陽の下にいると頭がボーッしてくる。いや、木陰にいても
暑いのだ。

雨はあまり降っていないようで、近くの空き地のとうもろこしも
5センチほどしか伸びていなかった。

真冬の小樽から来たせいか、あまりの暑さに3日間、ぼんやりして
いたが、4日目の夜になって雨が降り、やっと一息ついた。
翌朝、地面を見たが、土の色が変わっていない。さわってみたが
固いままだった。

あの雨音は夢だったのだろうか。
それとも、土があまりに乾燥していたため、雨はすぐに乾いて
しまったのだろうか。

雨さえ降れば、いつもの12月なのだろうか。

                     (高橋)


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