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■ 小樽潮祭りで2夜連続演奏! 

■ 小樽駅を出ると、正面に海が見える。
 海までは駅からまっすぐに道が伸びており
 潮祭りのステージは海を背に、駅と向かい
 合う形で作られている。
 
ステージのバックだけでなく、潮祭り期間中は
 街の中央通りは、どこもピンクの提灯が飾られ
ている。
 40周年を迎える今年は、一層、力が入ってい
 るようだ。

■ 7月28日、一夜目の演奏時間は夜9時半から
 30分。途中から、ウオッカをちょっと一杯ひっ
 かけてきた感じのロシア人が数人で踊りだし、
 また、その踊りがなかなか上手だったので、まわ
 りの観客はヤンヤヤンヤの歓声を送った。 
 だいぶ熱くなってきて、これからというころで、最
 後の曲になってしまい、ジャナグルのリーダーの
 「See you tomorrow!」という挨拶で終わった。
 
 ホテルに向かう途中、色々な人が声をかけてきた。
 
 「明日は何時から演奏するのさ?」
 「明日はもっと長く演奏するのかい?」
 「こんなに楽しい音楽とは知らなかった。明日は
 みんなを誘って来るからね」
 「立派な踊りだ。すごいワ!!」
 「気持ちが明るくなったよ!!」

■ 翌日も天気は快晴で、ステージの後ろの海も
 凪いでいる。

 メンバーが演奏の準備をしている間、ステージで
 司会の女性とジャナグルの活動、ジンバブエのこと、
 今回のツアーについて話し、新しいCDの説明もさせ
 てもらった。

 観客は、ステージの前にぎっしりと集まって、もう
 踊る準備ができている。
 演奏がはじまると、右に揺れ左に揺れて、みな踊り
 だした。
 日本人、ロシア人が交互にステージに上がって踊
 るが、係りの人にステージから下ろされてしまう。
 おどけて踊りながらステージから下りるので、観客
 が笑う。下ろされても、懲りずに、またステージに上
 がって踊るという風だ。
 バラードの曲も、観客がゆっくりと腕を左右に振って
 リズムをとり、いい雰囲気だった。

2006年小樽うしお祭り

 
 1時間はあっという間に過ぎた。
 アンコールの拍手が起きたが、時間がギリギリだ
 ったため、演奏はできなかった。

 演奏前にCDの紹介をすることができたせいか、
 ステージの横のCD売り場に、次々と人が集まった。

 70代の男性が、CDにダンサーの女性のサインを
 もらいたいと言う。
 「この年になって、やーびっくりした!すばらしい!
 このCDは家宝にするワ!!!」
 
 日本人も外国人もやってきて、あっという間に、テー
 ブルにあった35枚のCDが売れた。
 他のメンバーも、あちこちでサインを求められている。
 「また来てね!」「Please come back again!」
 踊ったあとなので、気持ちが伝われば、何語でもか
 まわないという勢いがある。

 この潮祭りが、今年の2ヶ月にわたるジャナグルの
 日本ツアーの最後のステージだった。
 
■ ジャナグルは2002年にも小樽市のマリンホールで
 コンサートをしている。
 
 自分の生まれ育った町、小樽で、私がお世話になっ
 ている国の素晴らしい文化を伝えるジャナグルが演
 奏する機会を得られたのは、最高である!!!
 
 それも短い夏に咲く大輪の花のような祭りの日に、
 どんな人にも来てもらえる埠頭のステージで!!!
 
 実現に向けて、協力してくださったみなさん、
 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!!
          (高橋 朋子)

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