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■ 旧札も使い続ける今回の通貨切り下げ 

ticha とお金



8月の初めに2度目の切り下げがあった。
これまでの最高額紙幣は、7月1日に発行された1000億ドル札だっが、
これが新しく発行された100ドル札と等価になった。
100,000,000,000ドルが100ドルに、つまりゼロを9コとったことになる。と、書くのは簡単だが、大変なことである。

その結果、これまで段ボール箱に入れて運んでいたお金が、何とか財布におさまるようになった。

前回の通貨切り下げは、ちょうど2年前。ジャナグルが日本ツアーを終えてジンバブエに戻った日に発表された。
旧札を新札に交換できる期間は2週間だったが、短すぎるとの反対が強く、期間は少し延期されたと聞いている。
友人の話によると、人々はお金を食糧に変えたり、ジンバブエドルを近隣国の通貨に交換するなどして工夫をしたらしい。だが、なかには間に合わずに手持ちのお金が紙切れになってしまった人たちもいる。



今回は前回と違い、新札が出たあとも旧札を使い続けている。
商店によっては、商品に旧札価格と新札価格をつけており、億という単位はとっくに超えて兆、trillion の頭だけとって tri だ。
こんな高額の計算は簡単にはできない私だが、買い物客は慣れたもので、価格を指さして高いだの量が少ないだのと言って品定めしている。


このたびアフリカンアート展で私が日本に滞在中に使えなくなったジンバブエのお金を展示したところ、ゼロの多さに驚き、また描かれている野生の動物に人気が集まった。キリンや水牛、象が何ともかわいいのだ。希望される方には、子供の一食分の代金でお分けした。これを貯めて、以前よりはるかに増えたストリートチルドレンのパーティをするつもりである。


選挙後、半年になろうとしているのに閣僚も決まらず独裁者の国と言われているジンバブエ。だが、この国の紙幣には一度も政治家の顔は登場したことがない。新しい紙幣に描かれているのも、遺跡や野生動物だ。
ああ、1ドル札の水牛よ、何に耐えてそう悲しげなのだ・・・。


                     高橋 朋子
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ハラレのジャカランダ  その2 

札幌アート展 ジャカランダ 036




札幌アート展 ジャカランダ 049


アートセンターから裁判所の方を眺めると、こちらもジャカランダが満開

札幌アート展 ジャカランダ 051


アートセンター前のベルべデアロードは通学路、この丘の
ジャカランダはこれからが本番



■ 再びジャカランダの季節を迎えています。 

札幌アート展 ジャカランダ 025


1週間前、無事、ハラレに戻りました。
朝方はまだ冷え込みますが、日中はもう夏の日差しです。
ジャカランダも咲き始め、甘い香りが漂い、一日中鳥の
さえずりが聞こえてきます。
この香りの中に立ち、耳をすますと、数えきれないほどの
一瞬一瞬が思い出され、日記帳の9月が次々とめくれていく
ような感じです。

いつのものように、初夏にジャカランダが咲き始めましたが、
今年の日記はちょっと違います。
なぜかこの時期には咲かない栴檀のうす桃色の花が満開で、
1月に咲くはずのアマリリスまで咲いているのです。

マンゴーもこれまで見たことがないほど花をつけており、
アボガドの木には、まだ実がたくさんぶらさがっているのに、
また花が咲き始めているのです。
温暖化のせいでしょうか。


こちらの雨期は11月はじめからですが、雨期に備えて、主食の
とうもろこしを植えるために人々が空地を耕しはじめました。
とうもろこしの粉を捜すのがますます困難になったので、
自給を考えているのでしょう。
土曜日の朝、鍬をかついだ家族が家の前を通っていきます。


※ 写真は モザンビークに向かう幹線道路のバス停、
カスタネットのような種がぶらさがり、花が咲きはじめているジャカランダ

■ ありがとうございました!今日、ハラレに向かいます。 

札幌の展示会も盛況のうちに終わり、ジンバブエの今、についてのお話し会にも、
沢山の方々に来ていただきました。暑い札幌の更に暑い会場、外には「ジンバブエは
こちらです」と看板を出し、こどもや赤ちゃん連れの方も来てくださいました。

新聞やテレビでは報道されないこと、新聞の報道について話をしたところ、小学
1年生の
るーちゃんがメモを取り、読み上げたところ、おもしろさに、みなさんから拍手
大喝采がおこりました。
次回、写真を添えて紹介したいと思います。


今日の小樽は、空気のひんやりした秋晴れ、
私は、夕方の飛行機で千歳からジンバブエに向かいます。
このたびも、各地で沢山の方々にお世話になりました。感謝しています。

幸い、ハラレの自宅の電話が3ヶ月ぶりに使えるようになったらしので、
このブログも続けることができそうです。

道中の話も含め、次回はハラレから 報告します。
本当に、ありがとうございました!

ジャナグル  高橋朋子

ギャラリー粋ふようへお越し下さい! 

2008 アフリカ展札幌016



札幌 ギャラリー粋ふようにて アフリカの絵画とクラフト展 開催中。
9月1日(月)~6日(土) 10時半~18時(最終日は17時終了)


高橋朋子のお話&お茶会は 最終日、
9日6日(土)14時~15時半 高橋朋子が『ジンバブエの今』と
いうテーマでお話をします。参加費500円(ジンバブエの紅茶付)
お電話でお申し込み下さい。
粋ふよう 011-743-9070   高橋朋子携帯: 090-2882-2884

2008 アフリカ展札幌002


2008 アフリカ展札幌006




くわしくは  先日のブログを ごらんください。 m(_ _)m
http://jenaguru.blog57.fc2.com/blog-entry-331.html

■ 札幌でアフリカの絵画とクラフト展が始まりました! 

2008 アフリカ展札幌009



  今日から9月、でも札幌は9月とは思えないほどの蒸し暑さです。

  8月29日に北海道のFMノースウェーブの潮音さんの番組に

  呼んでいただき、ジンバブエの情勢やアート展について話したところ、

  たくさんの方からお電話をいただきました。

  アート展に一番に来てくださったお客さんは、「その番組をラジオで

  聞きました!」という札幌在住の琴音さんと、9ヶ月になる

  心音(ここね)ちゃん。

  お母さんの琴音さんは、幅広く音楽を紹介し、様々な仕事をこなしている

  パーソナリティ潮音さんの何年も前からの大ファンだそうで、アート展で潮

  音さんに会えるかも・・・と思って来てくれたそうです。


  心音ちゃんは、まだ一人では歩けないのですが、お母さんに両手で

  つかまり、ジャナグルの曲に合わせて汗をかくほど踊りまくるダンス好き!

  なんと4ヶ月頃から、もう体でリズムをとっていたのだそうです。

  そんな心音ちゃんがはいている靴は、金色のステキなバックバンド!!

  これならどんなステップだって踏めちゃうのです。




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