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■ 今日は投票日!  

senkyo-3.jpg


 道行く女の子の背中には、投票日を忘れないように
 29 MARCH X 2008
 と書かれてあります。

 みなさん、投票にいきましょう!

             (ジンバブエ 3/29  高橋 )
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ジンバブエ選挙の様子 

街角の選挙ポスターです

まず モーガン・チャンギライ 56歳 MDC(民主的変革運動)
選挙02


Dr. シンバ・マコニ(前財務大臣)57歳  /信号に張られたポスター
選挙03


新聞とポスター / カリガモンベビル 
選挙04

■ ジンバブエの大統領選、投票日まであと1週間!!! 

 選挙08-01

 3月29日(土)は選挙の投票日。これまで、投票日というのは数日でしたが
今回の投票日はたった1日で、それも大統領、上院議員、評議員と3人の
投票しなくてはなりません。投票所は全国で1万1千箇所ということですが、
果たして1日で終わるのものかどうか・・・。

 こちらでは、投票する人は1か月以上前に設定されたレジストレーション期間に、
最寄りの投票所に身分証明書を持って登録に行き、登録したところで投票す
ることになっています。今回の登録者数は人口約1,300万人のうちの500万人で、
国外に働きに出ている人の数を引き、人口の50%が15歳未満であることを考えると
このような数字になるのでしょうか。

 さて、6年振りの大統領選、候補者は以下の3名です。

① 現大統領のロバート・ムガベ 84歳 ZANUーPF(ジンバブエアフリカ同盟
  -人民戦線)
② Dr. シンバ・マコニ(前財務大臣)57歳  
③ モーガン・チャンギライ 56歳 MDC(民主的変革運動)

 先週あたりから、候補者の宣伝がテレビで流れはじめ、加えて「投票に行こ
う!」と歌い踊り呼びかけるビデオ数種、また「女性がやって来る!女性は、
できる!」と歌う女性議員を増やそうというビデオで、日頃40分のニュースの時間が
1時間以上にふくれています。
 
 ポスターも日本のように掲示板はないので、スーパーの壁、電信柱、配線盤が
入ったメタルのボックスなど、色々なところに貼られています。
中には支持者のポスターを窓ガラスに貼って走っている車もあります。


★この写真はサモラマシェル通り、通りに並ぶ広告板は普段、会社の宣伝に使われ
ているが、選挙を控えた今はムガベ大統領のポスターが貼られている。

■ 庭のアボガド 

庭のアボガド
 4、5数年前、蟻に食べられて元気がなくなったアボガドの木をずいぶん迷った末、バッサリと根本から切った。一度も実をつけたことのない木だったが、青々とした葉っぱを見ると切るのはしのびなく、植物に詳しいセクル(翁)に「切った方が育つ!」と言われてやっと心を決めたのだ。

 しばらくして、切った木の根本から新芽が出ているのに気がついた。それが葉をつけ枝を伸ばし、あれよあれよという間に見上げるほどに成長した。
 アボガドの木がみな実をつけるとは限らない。この木もどんなに大きく育っても実がなることはないだろう。

 ところが、昨年の暮れ、ふと見上げた木に、卓球の玉ほどの緑の実がいくつも飾りのようにぶらさがっているのに気がついた。セクルの言った通りである。
 見えるところだけで判断してはだめなのだ。根があれば、また芽が吹き出す。

 あれから3か月。その実は、今や手のひらの大きさになった。
 食べごろまであと1か月位か。
 その時がきたら、はしごをかけてアボガドを取る様子をご紹介します。

 *この写真には、アボガドが10個写っています。

■ デゼ作り   ・・・ (その3)  

 遊んでいた子供たちが集まってきて、なんだかんだと話しかけてきます。
最後にマンゴーの木の下で写真を撮ることにしました。
 ところで、金曜日なのに子供たちがどうしてこんなに沢山いるのでしょう。
     「みんな、学校はどうしたの?」
     「先生がストライキなんです!」

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                                        おわり

■ デゼ作り   ・・・ (その2) 

2007 VADOMA 061


 さて仕上がったデゼですが、外側にはジュースやコーラの王冠がボタンの
よう針金で付けられています。これで、ほどよいシャリ、シャリ!という
音が加わるのでしょうか。デゼの色は黄色です。
 作業場の横にはマンゴーの木があり、木陰は裸足で歩けるほどきれいに
掃かれ、モヨさんの道具や靴が枝の間にはさんでありました。
 (続く)

■ デゼ作りをするモヨさんの作業場を訪ねました 

2008313.jpg

ンビラは、音響のために、カラバウという大きなカボチャのような野菜を
くりぬいた中に入れて演奏しますが、この大きな器をデゼといいます。
 カラバウのデゼは自然の美しさに、彫りを入れて更に装飾をほどこすことができますが、壊れやすいためファイバーで作ったデゼを使う人の方が多いです。

 先週の金曜日、ファイバーのデゼ作りをしているモヨさんの作業場に
行ってきました。昨年の暮れに子供用のサイズのデゼを10個注文していたのが
出来上がったという連絡があったのです。
 これはジャナグルジュニアバンド用で、みなンビラがどんどん上手くなってい
っているのです。

 モヨさんの作業場はハラレのハイフィールドのサトウキビ畑の横にありました。
ファーバーを丸い型の内側にあて、その上に刷毛で薬品を塗り固め、乾いてから型をはずして色を塗ります。
 モヨさんは、その過程をていねいに説明して見せてくれました。

僕の名前はアッシュです。 

2007 VADOMA 055


去年の8月に生まれました。
この高橋さんの家の動物は耳をひっぱっても怒りません。
このレオパッドは木でできているんだって!

■ アフリカ開発会議(TICAD)で演奏するかも・・・・・ 

 1月の下旬に東京の会社から電話があり、5月28日から30日まで横浜で
開催されるアフリカ開発会議の1日目の記念晩餐会でアフリカのミュージシャンの
演奏を考えていますが、どんなミュージシャンがいいでしょう?と聞かれた。
 
 アフリカ各国の国家元首による会議ですから、やはりしっかりとアフリカの
伝統を受け継ぐ歌と踊り、そして伝統楽器による演奏が良いのではないでしょうか、
我がジャナグルアートセンターは、それにピッタリのグループを準備できます、と
お答した。
 そうですか、それでは企画をお願いします、ということで、1月末日に写真を
添えてジャナグルの企画を送った。
 
 それから2週間ほどして、その会社から、会議に出てわかったのですが、主催者
は日本の和太鼓の演奏にしたいようなので、もしアフリカの方とのコラボレーションになるとしても費用の面で日本在住の方になるかと思います、というメールがきた。

 そこでジャナグルは、「それでは、費用をこちらで負担すれば和太鼓とのジョイントは可能でしょうか?」と伺うメールを送った。
 その返事は3月初めになるとのことで、今、返事を待っているところです。

P1030137.jpg


           Otaru UshioMatsuri 
 アフリカ開発会議は、1988年から5年に一度開催されており、今年が4回目である。初日の28日には、2006年7月に小泉元総理の発意のもとで創設された「野口英世アフリカ賞」の第1回授賞式が行われ、引き続き記念晩餐会があり、パフォーマンスはその晩餐会で行われる。

 この賞は、『野口英世博士の志を引き継ぎ、アフリカでの疾病対策に貢献した
医学研究・医療活動分野において顕著な功績を挙げた方々を表彰し、人類の繁栄と
世界平和に貢献することを目的として創設された』ということである。
 受賞者の発表は、授賞式に先立ち3月に行われるらしい。

 はたして、賞は日本人を対象としているのか、アフリカンを対象としているのか、
国籍は問わないのか、私の手もとにある資料ではわからない。
 
 授賞式、晩餐会は『アフリカ各国のみならず広く国際的に同賞の存在、意義をアピールし、日本・アフリカ友好関係の強化に寄与することが目的』とある。
 ジャナグルの演奏で、アフリカの国家元首に踊っていただきたい、と思って
いるのだが・・・・。
                         (高橋朋子)

■ 愛のサッカーボールプロジェクト! (その3) 


チエザ小学校の校長先生、ミセス・ムバイラから、お礼の手紙が出来上
がりました、という電話があり、2週間後、再び学校に向かいました。
約束の朝10時に行くと、道は登校中の子供たちでいっぱいで、何かあっ
たのかと思うほどでしたが、聞くところによると生徒数が1718人と多いため
授業を二部に分けているとのこと。
一部は朝7時から午後1時まで、二部は朝10時から午後4時までで、教
師は全部で45人、1クラス40人位だそうです。私が学校に着いた時間は、
ちょうど二部の授業が始まるところだったのです。

校長先生に挨拶をしたあと部屋に入ると、壁に富士見南中学校の生徒たち
が作ったカードと同じ大きさの大作、カラフルで温かみのある手作りのカード
が貼ってありました。
カードの一番上には、『チエザからのごあいさつ』と書かれ、先生たちの写真、
クラブ活動の写真、それに数年前、ジャナグルのマルンガがスピーチをした時
の写真も貼られています。
その下にはジンバブエの形が描かれ、その中にぎっしりと生徒たちからのメッ
セージが貼られ、ジンバブエの国旗も描かれていました。

傑作だったのは、カードのぐるりに貼られた折り紙のリス(?)でしょうか!!
私が持参した折り紙のパッケージにある「折り方」を見て、みんなで折ったの
でしょう。ひとつひとつに目が書き入れてあり、苦心のあとが見てとれます。
一番下には、ジンバブエに生息する5種のイーグルの絵がありました。

校長先生の話では「ここ数年、水彩絵などなかったので使い方がわからな
い生徒もいましたが、教えながらみんなで本当に!!!楽しく描きました。」
とのこと。絵の具もここでは輸入に頼っているので値段が高く、学校ではなか
なか購入することができないのでしょう。
画材は、カード作りに使用されたあと、箱に入れてサッカーボールと一緒に
校長室の奥にある整頓されたストアルームにしまわれていました。

こんなに大切に使ってもらえるのなら、毎年画材をプレゼントして日本の
学校と絵画交流のようなことをできないだろうかと思いました。


校長先生は、これを富士見南中学のみなさんへと言って、アフリカの動物
5種と、ビクトリア瀑布フォールズが描かれた壁掛けを2枚下さいました。
不思議な凄味がある絵です。
その他、束になった生徒ひとりひとりからの手紙、写真入りメッセージ、
学校の概要が添付された校長先生からの礼状を受け取りました。


こちらからは、神戸大学附属明石中学校の生徒たちが送ってくれた楽器
の中からハーモニカ3台とリコーダー3台、それに子ども用のンビラを3台
持って行ったのですが、チエザ小学校の伝統ダンスクラブは全国のベスト
3にも選ばれたことがあるらしく、みんな喜んでくれました。
*(神戸学附属明石中学からの楽器が到着した時も、このブログ
に写真入りで報告しました。船旅で傷んだ箱は、税関の文字         
が入ったテープでぐるぐる巻きでしたっけ・・・・・) 


さて、チエザ小学校からのカードや手紙は、さっそく富士見南中学校に送り
ました!
もう届いているはずです!!!     
(ひとまず終わり)