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質問にお応えします 

記事へのコメントで
「今後(2007に限定せずに)同様に来日して
演奏活動を行う予定などはあるのでしょうか。」と
ご質問をいただきました。 ありがとうございます。

1/14に 他の記事へのコメントとして
以下のように高橋が書いています。
「 今年は、アートセンターを建てているので、
ジャナグルの日本ツアーは難しいですが、
2008年には是非!と思っています。」

その時には、ぜひ 我が校でやって欲しいとか
わが街でコンサートを! というご希望に添えるよう
調整したいと思います!
ブログ右下にある メールフォームからご連絡いただければ
日本ツアーについて決まり次第ご連絡させていただきます。

次回は貴方の町で お会いしましょう!!(⌒∇⌒)
             (管理人 HAL。)
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ハラレの一部では停電が7日間続いています 

ハラレの私が住む地域では、停電が7日間続いており、
昨夜はホテルに泊まり、パソコン他の充電をしてきました。
携帯でんわ、料理、お湯、明かりなど、みんな不自由しています。
木曜日からNHKのテレビ番組の撮影の手伝いで
ジンバブエ遺跡の方に行きます。
ハラレから320キロの距離、マシンゴ地方にある
ジンバブエ(石の家)遺跡から国名はきており、また遺跡から
発見された台座に座る鳥の石彫は、国のシンボルになっています。
マシンゴは水に恵まれた、すばらしい穀倉地帯でもあり、
作品のような巨石が点在する美しいところなので、
とても楽しみです!

次回ブログを更新できるのは 2/13頃になります。

連絡できる環境になったら、すぐに連絡します。
お楽しみに お待ちください!
           高橋 朋子

(管理人HAL 代筆。 1/31 高橋 修正 )
  ・・・現在アフリカオンラインのサーバーダウンか
高橋宛てのメルアドが エラーになります。
でも 高橋さんから送られてくるアドレスは 変更ありませんので
しばらくの間 高橋さんへの連絡は yahooのメールアドレス
または ブログ右下部の メールフォームから ご連絡ください。

■ 鳥の巣ツリー 

鳥の巣

遠くから見ると、丸い果実が鈴なりになっているように
見えますが、近くに来てびっくり!これは、全部、鳥の巣
なのでした。

一羽の鳥が数日の間に7、8個の巣を作ります。
椰子の葉は、巣の材料に最適らしく、くちばしで裂いて
細長いリボンにし、それをまたくちばしで編んで
巣を作ります。
中はふかふかの綿毛のようなものでやわらかく、
何を使っているのかなぁと思っていたのですが、先日、
その材料と思われる草をみつけました。
うすいあずき色の穂をつける小さな草です。

しばらく、この木の下で鳥のさえずりをシャワーのように
浴びてみました。音楽でもあり、また鳥の家庭の事情を
聞いているようでもあり、ひとり笑ってしまいました。
                  (高橋)


■ 雷でパソコンがダメになってしまいました。 

  先週から、こちらは土が乾く間がないほど、
  本格的な雨が降り続き、作物や木々が、グングン成長しています。

  雨と一緒にやってくるのは雷で、メリメリガガガーッと
  地球が剥がれたかと思うような大音響のあと
  花火のようなドーン!という地響きが続き、
  静かになったかと思うと、また地球が剥がれ・・・、
  どしゃぶりの雨が降り、犬は雷に吠え、道行く人は
  小走りになり・・・・、という毎日です。  

  先週、月曜日の午後、うとうとしていると、突然、雷が鳴り、
  ジリッという音で飛び起きました。空は晴れていたのですが。
  アッ!と思った時にはもう遅く、雷でパソコンと電話・ファックスが
  使えなくなりました。もうこれで3回目です・・・・。
  そこで、古いパソコンを出してきて使い始めましたが、
  天候のせいか、電話が途切れてパソコンを使うのが
  ますます難しくなっています。
  
  友人にこの話をしたら、そんなことにならないように
  ファックスプロテクターというのが売っているとのことでした。
  それも早速、捜してみます。
  雨期には、電気製品の修理屋が大忙しです。
  夜中の電話が混雑していない時間帯に更新を試しています。
                            (高橋)

■ 日曜日の午後の散歩から 

  風にのって、遠くから教会のコーラスが聞こえてくる
  日曜の午後、日傘をさして散歩に出かけました。
 
  しばらく歩いていくと、大きなユーカリの
  木の下で、白いガウンを着た人たちが、お祈りをして
  いるのが見えました。ここもまた木陰の教会です。
 


  さらに進んでいくと、すずしい木陰で、顔見知りの女の人たちが
  ヘアーサロンをしていました。
  髪を三編みにする手つきがなかなかいいので、感心していると、
  男の子が家から出てきました。クッジです。両手を腰に当て、どう
  だ、とでもいうようなポーズをとりニコッと笑うと、また家に入っ
  て行きました。一緒に写真を撮るよーと、みんなで呼びましたが
  眠いーと言って出てきません。
  この間まで、赤ちゃんだったような気がしますが、もう3歳です。
  
  日曜の午後は、外に椅子を出し、女性がのんびりと髪を
  結う光景があちこちで見られます。
 


  池があるこのあたりには、色々な鳥がやってきて、
  草から草へと追いかけっこをしています。
  鳥の楽園のようです。
 


  どんどんどんどん歩いて行くうちに、空が少し暗くなり
  雨がポツ、ポツと落ちてきました。
  急ぎ足でしばらく進み、傘を右手から左手に持ち替えたとき
  「あーっ!」向こうに大きな虹が出ているではありませんか。
  よーく見ると、虹は2本です。
  あまり大きいので、右側と左側に分けて写真を撮りました。

■ パパイヤ、マンゴーの季節です! 

パパイヤ


 まるで鳥の集会所のように、チーチュルキュキュキュと
 1日中、鳥のさえずりが聞こえるマンゴー木があります。
 
 ある日、その木の下にパパイヤの芽を見つけました。  
 椰子の木のミニチュアのようなかわいい形をしています。
 おそらく、鳥が種を落したのでしょう。
 
 その芽を鉢に植え、20センチくらいになった頃、土に
 移してみました。
 苗はスクスク育ち、あっという間に1メートルになり、
 私の背丈を超え、3年目に白い花を4ツ咲かせました。
 
 その花が緑色の大きな実になり、実が熟れてオレンジ色に
 なったので、ひとつもいできて、切ってみたのです。
 重さは1キロ、中には正露丸のような種が沢山入っています。
 
 パパイアは甘くてつるりと柔らかく、とても美味しかった
 です。
 
 その上に写っているのはマンゴーです。緑と赤みを帯びた
 ものと2種類あります。緑の方は繊維が多く、赤い方は
 繊維が少なめです。どちらも皮をむくときれいなオレンジ
 色、甘く濃い味で、誰もが好きな果物です。
 
 マンゴーの種は平たく小判型で、落ち葉をかけておくと、
 数週間で発芽し、帆掛け舟のような葉が出てきます。
 ある程度の大きさで土に植えれば、グングン育ち
 ぶどうのような形の花が沢山咲き、そのなかのいくつかが
 実になります。
 
 それらの種を乾かしてまた植えれば、また花が咲き、
 また実がなるのです。
 
 種とはなんて素晴らしいものなのでしょう!!!                       (高橋)

■ 木陰の教会  

雨後の 木陰の教会


 年末から年始にかけて、久しぶりに豪快な雨が降りました。
 
 1年のうち、8ヶ月は快晴が続くここでは、曇り空は新鮮です。
 
 遠くから、形を変えながら近づいてくる青みを帯びた灰色の雨雲は、
 
 一滴、墨汁を注したマーブリングアートのようです。
 
 しかし、この雨雲は、あまり長居することはありません。
 
 大粒の雨を降らせたかと思うとピタッと止んで、再び光りが差し込み
 
 青空が広がります。
 
 11月には乾いていた木陰の教会も、すっかり変わりました。
 
 周りは緑が生い茂り、とうもろこしがスクスクと育っています。
 
 ジャカランダも葉を伸ばし、遠くから見ると1本1本が丸い森のよう
 
 です。
                         (高橋)

■ 新学期が始まります! 

 1月2日、アメリカのオプラ・ウィンフリーが南アフリカの
 ヨハネスバーグ近郊に、48億円を投じて建てていた学校が
 遂に開校し、南アフリカだけでなく、アフリカ中の人たちが喜び
 の声を上げている。
 
 6年前にネルソン・マンデラに会い、「学校を建てたい、12
 億円の準備がある」と話したオプラは、チャリティーなどで
 基金を作り、額を4倍にし、夢を実現させた。
 
 この学校は「オプラ・ウィンフリー リーダーズアカデミー」で、
 その名のとおり、アフリカの、いや世界のリーダーを育てる
 ための女子学校だと言う。
 
 56エーカー(約224,000㎡)の敷地に暖炉がある図書館、宿舎、
 コンピューター室、テニスコート、そしてリーダーには”声”が
 必要であることから、シアターもあり、食堂のテーブルは大理
 石だ。450人の生徒を許容できるという。
 
 世界中で一番の設備を誇るこの学校に入れる子どもたちは、
 どういう子どもたちなのか。
 普通、最高の設備は大金持ちが占領するものだが、ここに入
 れるのは、成績が優秀にも関わらず、貧しいために学業を続
 けるのが困難な子どもたちだ。 
 
 応募者は3500人、最終審査はオプラが一人ずつインタビュー
 して行ない、152人の女子が選ばれた。人種は問わないが、
 その条件を満たした99%以上が黒人の子どもたちだった。
 授業料も食事も寄宿も、みな無料である!!
 
 入学式には、アメリカから基金に協力したシンガーのマラヤ・
 ケリー、俳優のシドニー・ポワイチェ、映画監督のスパイク・
 リーの他、多数の支援者が出席した。
 開校の挨拶は、もちろんネルソン・マンデラである。
 本物のリーダーのもとには、高いビジョンと高いスピリットを持
 った人間が集まるのだ。
 
 開校のニュースに、アフリカの人たちは、どんな声を上げてい
 るのだろう。
 
 ●「エチオピアを背後から押して、アメリカがソマリアに侵入し
   緊張を高めている今、アメリカ人が南アフリカでドーンと偉大
   な事をしてくれた!」
 ●「これは革命です。ステップONEです。」
 ●「オプラは最高のお手本を見せてくれました!黒人の誇りです。」
 
 
 さて、ジンバブエだが、今日のハラレの町は子ども連れでにぎわ
 っていた。月曜日から新学期が始まるのだ。
 マーケットや本屋には、ノートが山積みされ、筒状になった教科書
 やノートにかけるカバー用のビニールが、ダンボールにぎっしり
 立てられている。
 
 こちらでは、教科書を備えている学校もあるが、備えていない場合
 は自分で準備しなければならない。書店には新しい教科書が並ん
 でいるが、決して安くはないので、たいていは中古を買い、学年が
 進んだら、また売るという具合だ。
 1冊の教科書が、カバーを変え、表紙を補強しボロボロになるまで、
 いやボロボロになってもまだ使われ続けている。
 
 もう何年前になるだろう。私がお世話になっていた家の長女が小学
 校に入る年齢になったが、制服が高く、中古も見つからなかったの
 で、私が縫うことになった。
 人が着られるものなど縫ったこともなかったが、ミシンを持っている
 のは私だけだったのだ。
 
 見本を借りてきて、やっとのことで仕上げた制服は、少しでも長く
 着られるように、裾を長くして折り返した為、ごわごわしていたが、
 娘は喜び、胸を張って入学式に行った。
 今日は、あの日の朝と同じ匂いがする。
                        (高橋)

■ 「マコロコト ネ ゴレイジャ!!!」 

 新年あけましておめでとうございます!

 今日のハラレは、朝から曇り空、時々小雨が降っています。
 
 昨年は、ジャナグルの日本ツアーが実現し、そしてアート
 センターの建設に入るなど、素晴らしく幸運な年でした。
 
 各地でジャナグルのコンサートを主催し、また支えて下さ
 った皆さんに、心からお礼申し上げます。
 また、日本の子どもたちに生のアフリカの音楽をと、学校
 公演を実現させて下さった先生方、そしてPTAのみなさん、
 本当にありがとうございました!!

 こちらでは、新年の今日、道行く人々は、「マコロコト 
 ネ ゴレイジャ!」と挨拶を交わしています。マコロコト
 はショナ語で”おめでとう”という意味です。
  
 さきほど友人から「新年を迎え、年をとれることは素晴ら
 しい!」と電話がありました。ここでは、医療設備や薬の
 不足から、治療可能な病気でも亡くなってしまう人が多い
 からでしょう。20~30代で亡くなる人も少なくないのです。
 


 さて、こちらでは15年ほど前に、サテライトデイッシュを
 取り付ければ有料で衛星放送が見られるようになりました。
 中国、欧米のニュースは24時間流れています。
 今日は、オーストラリア、韓国、イギリスなど、様々な国
 が新年の花火を競い合うように上げ、人々が狂喜する様子
 をBBC,CNNは繰り返し流しています。
 
 昨年は、同じようなニュースを見て、世界の人たちは、この
 花火のうちの一発でもいいから節約して、自分たちの力では
 どうにもならない貧困と戦っている人たちのために使えない
 ものだろうかと思いました。

 今年は、ー発でなく、一度でいいから、世界の一国だけでも
 いいから、花火を見たつもり、花火を打ち上げたつもりで
 キャドルを灯し、そのお金を貧困からぬけだせない人たちへ
 の融資に充てられないものか、と強く思います。融資のため
 に、「貸す」だけでいいのです。
 昨年、ノーベル平和賞を受賞したバングラディシュのムハ
 メド・ユヌス氏は、それを実践し、数百万の人たちが自活
 の道を開いたと言っています。その有効性はアジアだけ
 でなく、南米でも実証されているようです。 
 
 バーン!バーン!ドドドーッ!という新年の絢爛豪華な花火
 の音を聞くたびに、私の心臓はなんだかドキドキし、頭には
 札束が浮かんできます。
 おそらく、あの華々しい新年の花火をアフリカから見ている
 人たちのほとんどが、私と似たような気持ちでいると思いま
 す。


 ★☆★ 本年もジャナグルのブログをよろしくお願い致します!!
 ★☆★ 近日中にジャナグルのホームページが出来上る予定です!!
 
                        (高橋)