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■ みんな元気にがんばっています! 

 ジャカランダが満開の10月中旬、日本に戻ったのですが、パソコンが
故障してしまい、すっかりご無沙汰していまいました。
 

 月日が経つのは早く、あっという間に今年も残すところ1ヶ月と少々。

 2010年は、ジャナグルにとって本当に素晴らしい年でした。
 今までは自分の国しか知らなかった子供たちが、南アフリカや香港の
空港、そして日本に滞在して、世界にはいろいろな国があるということを
知り、比較することを覚えたようです。

 ティチャファラは、このごろ「僕がもし大統領だったら……」とまるで
聴衆に向かってスピーチをしているようです。

  「僕がもし大統領だったら、ソルジャーを呼んで道路にあいた穴を
   みんな埋めまーす。」

   ハラレの道路には、たくさん穴があいていて市が工事するのを待って
   いるのです。

  「僕がもし大統領だったら、ソルジャーを呼んで、そこいらに落ちて
   いるゴミを拾わせて穴を5つ掘り、分別して埋めまーす。そこは
   ビニールを埋める穴、紙を埋める穴、バナナの皮を埋める穴!」と
   言いながら前方を指差します。

   ジンバブエではゴミの収集が民営化され、またストライキにより、
   滞っているのです。

 ティチャファラが変えたいことはいくつかあるようですが、一番気に
なっているのは、このゴミのようです。

 私が、日本の友達がジンバブエに遊びにきた時に泊まれるように
ハット(草葺屋根の丸い家)を建てたいと言うと、ニコリともせず深刻な
顔をしてこう聞きます。「このゴミはどうする???」

 そこまで深く考えているとは…と、感心しました。
  
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■JJ日本ツアー報告(6)茨木市立ローズWAM 6月7日(大阪) 

jenaguru2010-秋田以南-272s

 正式には”茨木市立男女共生センターローズWAM”という会場です。
茨木市の中津保育所の子供たちと小学生の前で演奏しました。

 コンサートが終わった後、中津保育所におじゃまして色紙で作った
すてきなネックレスを首にかけてもらったり、歌を披露してもらいま
した。一緒に給食もごちそうになったんです。

 ★★★★ ジャナグルコンサートの感想(小学6年生)★★★★

○7歳なのに、あんなすごいおどりまで覚えてすごいなぁ、15歳の人も歌手
 みたいな声でびっくり、同じ年の子もいて「私にはこんなんできないしー」
 と思いました。またジンバブエの人に会いたいと思いました。私はしょう来、
 世界中のことを勉強する人になりたいと思いました。

○高橋さんが見してくれた映像を見て、私は「ジンバブエはこんな明るい国な
 んだっ!」と思いました。日本にはないような楽器で、美しい音をかなでて
 いました。質問をして、日本の食べ物を気にいってくれたことを知りました。
 その時はものすごくうれしかったです。

○ぼくは初めて外国のコンサートを見ました。感動したことは同じ年の子や年下
 の子が35時間も飛行機に乗って、初めて見る知らない国の人たちに、自分の
 国の文化や音楽を教えていることです。

○ジンバブエの人が登場した時、私は頭のヒラヒラが気になりました。私は一番
 最初のダンスのグルグル回る所がとても楽しそうに見えました。歌やダンスを
 見てとてもジンバブエに行きたくなりました。もし私がジンバブエに行ったら
 歌や楽器を教えてください。

○私たちは修学旅行で日本の「モンスター」という曲でおどりました。「けっこう
 はげしいなぁー」と思ったのですが…。ジンバブエのおどりを見てはげしくな
 い!と思いました。最後にかいじょうが一体になっておどれたのがよかったです。
 (私は手拍子でしたけど)一体感が楽しくて手がいたくなるまでたたきました。
 最後にジンバブエのみなさんと握手などが出来てよかったです。初めはどんな
 国かも謎でしたが『ジンバブエ』という国が、みなさんのおかげですごく近く
 なった気がします。ありがとうございました。これからジンバブエの国がニュー
 スや本でやっていたら「この国知っている。本場の人にも会ったことあんねん。」
 と自まんしたいと思いました。

○私は曲を聞いてとても楽しかったです。心のなかでノリノリでした。曲が終わって
 最初のおどり「たましいにとりつかれた人」では、本当にたましいにとりつかれ
 たのではとびっくりしました。最後のおどりが終わったら、なんだー終わっちゃ
 ったなぁという気持ちになりました。でも少し、ジンバブエが身近な場所に思えま
 した。次は私がジンバブエに行きたいです。ありがとう。

○最年少の7歳の子が日本語で話していて感動しました。歌とダンスもすごく感動
 しました。きれいな音だし、はくりょくのあるダンスは弟子になりたいくらい
 上手でまねできないくらい上手でした。最後にわかれるすごくさびしくて、もっ
 とダンスもおどりたかったし歌もうたいたかったです。けど最後にグータッチや
 あくしゅなどができてよかったです。これからも体にきをつけてください。あり
 がとうございました。

○7歳の子が5年間もジンバブエのおどりをつづけているのには、すごく根気が
 いるなあと思いました。私も根気を強めていくには、何かを極めていきたいです。

○ダンスを見て思ったことは笑顔のことです。みなさんのダンスには、見ている方
 も楽しくなるような笑顔がたくさんありました。みなさんのダンスを見ていると
 ジンバブエの方では、もっと多い人数で仲良く楽しく生活している姿が目に浮か
 んできました。

○日本に来て初めて食べる食べ物でもおいしいと言ってくれたのが、なぜか僕は
 うれしかったです。一番思ったのは、まだ小学生なのに日本まで来てくれて、
 とてもありがたいということです。なので僕はせっかくここまで来てくれて
 いるんだから、いっしょうけんめい聞こうと思いました。

○私は初めて『ジンバブエ』という国を知りました。それに、私は「ジャナグル
 コンサート」を「ジャングルコンサート」とまちがえて読んでいて「何じゃそ
 れ?」と思っていたので、当日になって初めて分かって、おどろいてはずかし
 くなりました。……音楽を聞いて、私はやっぱり音楽が好きだと思ったし、も
 っと好きになりました。そして「ジンバブエ」という国も分かって、また一つ
 頭の中が成長したと思います。

○ダンスは、どんどんはげしくなっていってすごいと思いました。「雨を降らせて
 ほしい」という願いの曲が一番好きです。日本でもジンバブエでも「象」のこと
 を「ゾウ」ということにおどろきました。すごく楽しかったです。

○僕はえんそうやダンス、お話をきいたりしてすごいなあと思いました。なぜすご
 いかと言うと、まず僕たちと年れいがあまりかわらないのに、自分たちが住んで
 いる国を出て日本の人たちにえんそうを見せたりするなんて、ぼくたちはできる
 のかなと思いました。

○とても楽しかったです。ダンスや歌はすごいはく力で、力がもってわいてきて
 もうわくわくがとまらないくらい楽しかったです。ありがとうございました。

○「ダンデ」という歌が良かったです。私はジンバブエという国はあまり知らな
 かった。でも音楽がさかんって良いなあと思った。一度でいいから、ジンバブエ
 に行ってみたいなあと思った。また機会があれば会いたいなあと思いました。

○私も思わずノッちゃいました。私にとってジンバブエの人は「はげしく、元気
 で、明るい」という印象になりました。

○おどりははく力があって、本当に雨が降ってきそうなぐらいでした。僕も音楽
 が好きなのでジンバブエに行きたくなりました。あなたたちがすしを食べたよ
 うに僕もジンバブエでおいしい物を食べたいです。もう少し長く歌をきいてい
 たかったです。

○声がびっくりするくらい大きくて、音楽をきいていると楽しい気持ちになりま
 した。私もジンバブエに行って、歌ったりおどったりそてみたいです。

○小さい頃からダンスや歌のチームに入れるから、みんな楽しんでダンスなどが
 できるからいいなぁと思いました。最後にジンバブエの人と握手ができてもの 
 すごくうれしかったです。

○すごいはく力のあるえんそうでした。話がかわりますけれど、手をにごらせて
 くれてありがとうございました。私はほかの国の人と手をにぎるということが
 ひとつの夢でした。

 *子供たちの感想文は傑作揃いです。残念ながらご紹介させていただいたのは
  その中の一部です。

jenaguru2010-秋田以南-271s
jenaguru2010-秋田以南-268s
  

■JJ日本ツアー報告 (5) 千里中央 せんちゅぱる北広場 6月6日(大阪) 

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 コンサートは、大阪で茅ヶ崎式英語を教えておられる白井慶子さんが、
英語の生徒さんや街行く皆さんと一緒に音楽を楽しみたいと主催して下さ
った。白井さんは愛知万博で、ジンバブエと姉妹都市の御津町(現在は
豊川市)の通訳をボランティアでされており、ジンバブエにも来られてい
るが、お会いするのは初めてだった。

 白井さんは、活力があって人を楽しませることが大得意。そんな人柄に
魅かれてか、会場には英語の生徒さんが会場に沢山来られていて、みんな
古くからの友人のように親しそうである。
 コンサートは日曜日午後2時から、ジャナグルの子供たちは会場に貼って
あるイラストのポスターが可愛いので、みんなどれどれと順番に眺めては
「ナイス!」「キュート!」などと言って喜んでいた。イラストは教室の
生徒さんが描いてくれたという。
 会場でこのポスターを小さなタオル地のハンカチにして販売したところ
準備していた100枚があっという間に売り切れになったと、白井さんは売
上を全部ジンバブエの子供たちにと寄付して下さった。

 オープニングは白井さんと生徒さんたちによる演奏(マイケル・ジャクソ
ンの曲をドラムとダンスで披露)で始まった。買い物に来ていた人たちが
集まってきて雰囲気はだんだん盛り上がってきた。屋外で演奏するのはこの時
が初めてである。見ていた子供たちも加わって一緒に踊った。インドで舞踊を
学んでいたという方も声をかけてくれた。ゆったりとした日曜の午後、懐かし
い大阪の雰囲気である。

 今回のツアーでジャナグルが使ったンゴマ3台は、高齢者のホームを慰問
するときに使いたいということで、ツアー終了後、白井さんにお譲りした。
ジンバブエで育った木で作ったンゴマが、この先も色々なところを旅し、演奏
に使ってもらえるのはうれしい。

jenaguru2010 秋田以南 264s


jenaguru2010-秋田以南-242.j

■JJツアー報告 (4) 神戸元町 プラネットアース 6月5日(兵庫) 

 養父市での公演の後、元町の高架下にあるプラネットアースに
向かった。山本さんが準備してくれた快適なバスの中で、全員、
いびきをかくほど豪快に眠り、目を覚ますとプラネットアースの裏口
に着いていた。夜の公演会場である。

 会場に来てくれていた人たちのほとんどが、友人、知人だった。
以前、神戸大付属の明石中学で教えておられた岩井先生は、ジャナ
グルが2005年、2006年と2度にわたり公演した時にインタビューを
担当した生徒たちと一緒に見に来てくれていた。あの時の中学生は、
今、もう大学生なのだ。なんとも可愛らしい大学生なのだ。
 かの明石中学で、中学生とは思えないほど、深みのある質問を受
けたことは、今も記憶に残っている。あの時が、こうして今日につ
ながるなんて、素晴らしいし、うれしい!
 
 会場には、神戸の震災の数か月前にジンバブエに遊びに来てくれた
友人の今田さんも妹さんと来てくれていた。マルンガも今田さんと
16年ぶりに再会できて大喜びである。ジャカランダが満開の頃で、一
緒にワゴン車に乗ってジンバブエ遺跡に行ったのだ。

 世界に一冊の絵本を作ってジンバブエの子供たちに送ってくれたイラ
ストレーターの宮城彬瑚(あきこ)さん、文を担当した実光飛鳥さんも
来てくれていた。ティチャファラがその絵本を読んでいるところを撮っ
た写真は絵葉書にして販売もしている。

 大阪からは古い友人でワンコリア女性会の岡田さんが、沢山の差し入れ
を届けてくれた岸さん、石田さん、以前、ジンバブエに住んでいた大原さ
んも妹さんご夫婦と来てくれていた。

 会場の関係で座席は40席、頭上を走るJRの音を吹き飛ばすほど、笑い
が絶えず、本当にアットホームで楽しいコンサートだった。

 **写真は、Goodポーズの岩井先生と後ろに大学生、今田さん姉妹と
   ジャナグルのメンバーなのですが、一番後ろに知らない男の人が写
   っています。誠に失礼ですが、どなたでしょう?
jenaguru2010 秋田以南 223s


■JJツアー報告 ★★ 養父市の子供の感想