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■JJツアー報告 (3) 養父市八鹿公民館  6月5日(兵庫) その2 

八鹿公民館前 立看板

八鹿公民館前 立看板


 会場の八鹿公民館でまず出迎えてくれたのは、ジャナグルの
メンバーが描かれた、ステキな立看板である。中でもタテンダ
の顔があまりに似ているので、本人がその横に立って写真を撮
った。作者は宿南 泉さんという彫刻家で、養父市の学校で美
術を教えている。
 今回のツアーの最後に近い札幌の時計台ホールの会場前で
この看板を見た時には驚いた。宿南さんが、日時を書き直して
札幌の主催者に送ってくれていたのである。大活躍である。
 その後、札幌で開催したアフリカンアート展でもこの看板を
使わせてもらった。

 看板前での写真には、山本さんのお孫さんのかわいい大地君も
参加している。最後の方では、マルンガにだっこするほど親しん
だのです。


 コンサートには子供と大人110人が参加、ジンバブエの国旗
と世界地図の前で、ジャナグルは元気に演奏し踊った。
 演奏のあと、メンバーが全員控え室に戻らないのでおかしいと
思っていたら、会場の外にわた菓子やポップコーンの機械が並び、
すっかりお祭りの雰囲気になっていた。
 お菓子をごちそうになり、子供たちにけん玉を教えてもらったり、
ジャナグルの衣装に触ったり踊ったり、着替えるのも忘れて遊んで
いたのだった。

 養父市のケーブルテレビは、コンサートの様子を6月16日から18日
までの3日間、1日11回放送したという。養父市教育委員会の藤原さん
が、DVDに公演の記録を添えて、そのことを知らせてくれた。当日、
会場に来られなかった方々にも見ていただけて、本当にうれしい。
 


教育委員会藤原さんと

教育委員会藤原さんと



■JJツアー報告 (3) 養父市八鹿公民館  6月5日(兵庫) 

jenaguru2010 秋田以南 178s

 養父市での公演は、市の教育委員会とNPO法人エコキャップ推進
ネットワーク西日本兵庫の協力で実現した。
 ペットボトルのキャップを集めて再資源化し途上国にワクチンを送る
エコキャップ活動を進めているのは山本さんという方で、山本運輸という
会社も経営されている。
 私たちの宿泊先の元町へ、山本運輸がバスを出して迎えに来てくれた。
会場に行く前に、まず山本運輸に寄ってご挨拶。青々とした緑に囲まれ
深呼吸をしたくなるほど広々とした所に会社はあった。

 「わーっ皆さーん、こんな遠くまで本当によく来てくれました!!」
と、山本さんと社長の息子さん御一家が迎えてくれた。山本さんにお会
いするのは2回目だが、楽しく温かい人柄であることがすぐに伝わってきた。
 ジャナグルの子供たちを呼ぶと、大きなトラックの運転席に一人ずつ
座らせて楽しませてくれる。みな高い座席でカメラに向かって”どうだ!”
とでもいうような顔でポーズをとった。

 建物の奥の方には、ペットボトルを保管する所があり、透明なボトルが
山と積まれている。このボトルのキャップのキャップが、ポリオやはしか、
BCGなどのワクチンになって、途上国の子供たちを病気から防ぐことに
なるのだ。
 活動に参加する学校の生徒たちも作文や絵も見せていただいた。しっかり
と地域に根付き、この活動が、子供たちの心に見知らぬ人たちへの愛情を
育てる役割も果たしていることがよくわかった。

 会場に行く前に、山本さんは私たちを回転すしに連れて行ってくれた。
演奏前にパーティとなったのである。

 

■ (2)ソフトクリーム   6月1日 (和歌山) 

jenaguru2010 秋田以南 127


 学校公演に行く途中、送迎を担当してくれた友松さんが
おいしいソフトクリームの店があるから寄って行こうと
福田屋という和菓子屋さんに連れて行ってくれた。

 店内には、ピンセットで作ったミニチュアのようなお菓子や、
あまりにきれいで食べるのがもったいないような和菓子が並び、
まるで作品の中に立っているようだ。。

 ジャナグルのメンバーは、ソフトクリームが出来るのを待
つ間、店内のガラスケースをのぞきこんだり、飾り付けを見て
いたが、それらがみなお菓子だとは知らず、何かの飾りに使う
ものだと思っていたようだ。
 日本のお菓子だと言うと、「食・べ・る・の?」と言って
目を丸くしていた。

 店の外の椅子に並んで座り、ソフトクリームをごちそうに
なった。
 子供たちは、「オイシー」「ナイス!オイシー」「スーパー
オイシー」などと最上級を勝手に造語して遊んでいる。

 帰り際に、福田屋さんが、おみやげにと葛餅を下さった。
公演の合間の楽しいひととき、友松さん、ありがとう。

■ ジャナグルジュニア 日本ツアー報告  

jenaguru2010 秋田以南 057

(1)みんな回転寿司の大ファンに! 5月29日(和歌山)

 日本に着いた翌日、お世話になった木村ご夫妻が、夕飯は回転寿司に
行ってみませんか?と誘ってくれた。
 ジンバブエには海がないので、魚といってもみな川魚しか知らず、
ましてや魚を生で食べるなんて考えたこともない。果たして大丈夫だろ
うかと思ったが、生魚がダメでも玉子焼きや、他にも色んな種類のもの
があるというので連れて行っていただくことにした。

 寿司屋までの道を、子供たちは木村さんの後について意気揚揚として
歩いた。初めて歩く日本の道だった。
 店は繁盛していて、予約でなければ大分待たなくてはならないほど。
テーブルに行くと、木村さんの息子さんのご家族が隣のテーブルに座っ
ていた。

 何もかも珍しい。レバーを押すとお茶が出る。自分が動かなくても、
皿にちょこんと載った食べ物が、次々と目の前に表れては通りすぎて
いく。止まることも終わることもない。
 食べたいものが運ばれてこなければ、上にある小さな画面のメニュー
から選んでボタンを押す。すると、何分もたたないうちにその食べ物が
眼の前に現れるのだ。「これが魔法でなくて何だろう?」とでもいうよ
うな顔で子供たちは驚いている。

 「どれを取って食べてもいいの?」
 「すごい!!!」
 あまりにすごくて、どれにしようかと迷っているうちに皿が通り過ぎて
いってしまう。
 「あー行っちゃったぁー」などと言っていたのははじめのうちだけで、
みんな初めて見る鮪や穴子、のりまきなどを美味しそうに食べはじめた。
ティチャファラだけが、最初の一皿をいつめでも食べているので、どう
したかと覗き込むと、前歯がないのでイカが噛み切れず、格闘しているの
だった。
 
 日本の回転寿司は今や、デザートのケーキだけでも数種類あり、パフェ、
プリン、ジュースまでメニューにある。まるで毎日が誕生日のようだ。
いや、ジンバブエだったら、誕生日でもこんなに多くの食べ物がテーブル
に並ぶことはないだろう。

 生ものは食べないかも……という心配をよそに、みんな次々と平らげ、
テーブルに皿が積まれていった。見ると、木村さんのテーブルよりも
こちらの皿の方が高いではないか。

 この時から子供たちは、好きな食べ物を聞かれると「すし!」と答え
るようになり、タテンダは空いた皿を見ると、せっせと積み上げるよう
になった。

 みんなで木村さんに日本語でお礼を言い、大満足で店を出た。
この写真は、その時の一枚である。私は、この写真を見るとなぜか胸が熱
くなる。

 日本に着いた翌日から、木村さんのご家族に受けた温かいもてなしは、
ツアーの最後まで、私たちにとって励ましとなった。

■ ジャナグルJr ツアー終了 

ジャナグルJrは40日間のツアーを終え、7月10日千歳空港より無事帰路につきました。

各地で応援して下さったみなさん、本当にありがとうございました!!!

事故も怪我もなく、全員、無事に帰路につくことができたことに手を合わせています。

各地で沢山の差し入れ、心のこもったプレゼント、出会いを祝したお手紙をいただきました。

心から感謝しています!!! ティノテンダ!

各地の公演の様子、写真は改めてご紹介させていただきます。

      (高橋は8月中旬まで日本に居り、7月23日~25日までは、盛岡の南昌荘で、
       8月2日~7日までは札幌のギャラリー粋ふようでアフリカンアート展を開催
       いたします。)

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 千歳空港で「さようなら・・・」目に涙を浮かべたメンバーもいた。

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 新しくできた千歳空港の国際線では、ヘルパーカーに乗せてもらってゴキゲン!

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 小樽の松浦さんが、こんなステキな2階建てのボートでオタモイ岬より向こうの
窓岩までクルージングを体験させてくれた。海鵜の産卵の様子も観察、スゴイ!を連発。