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雨季の晴れ間に 

こちらは雨季を迎え、全国のダムの水量はほぼ100%に達したと
ニュースが伝えています。
久しぶりに聞く雷のあまりの迫力に驚くのは私だけで、
みな雨音ほどいいものはないと、ゆったりしたものです。
1年の間に雨が降るのは4ヶ月だけなので当然かもしれません。
草木はうっそうと茂り、ジャングルのようです。

今日は、札幌でいただいたお菓子、白い恋人をみんなで食べました。
こちらには、クリームをはさんだビスケットはあっても、
チョコレートをはさんだこんなサクサクした美味しいお菓子はないので、みな感激!!
少しずつ、時間をかけて味わっていただきました。

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ジャナグルアートセンターに遂に井戸水が!!! 

これまで、アートセンターの一番の問題は、水でした。
裁判所やポリスインターポールなどがすぐ近くにあるエリアなので、
断水は少ないのですが、水は飲料には向かず、
また水道料金が高すぎたのです。

それを解決しようと、2年前に、やっと井戸を掘りました。
ポンプも取り付けるつもりでしたが、
見積もりにポンプ代は含まれていないと言われ、
掘るだけで終わってしまいました。
水は45mで吹き上がりました。


この10月にやっとポンプを取り付け、
水を汲み上げようとしたところ、水がありません。
井戸掘りの会社が、水がないところを掘っていたのでは?と思い、
今度は、別の会社に水の出る地点をサイティングしてもらいました。
その地点は、はじめに掘ったところから10mも離れていました。

何度も交渉の後、同じ会社がきて再び掘ったところ、
45mで水が吹き上がり
念のため更に5m掘ってポンプにつなぎました。
 
アートセンターの敷地にはパイプが埋めてあり、
スプリンクラーになるようにしています。
写真は、蛇口を開けて、はじめてスプリンクラーから水が吹き上がった瞬間! 
子どもたちはセンターのベランダで「イェーィ」と拍手をしています。

これからは、一年のうちの乾季(8ヶ月)、このスプリンクラーで木や花を育て、
バナナやパパイアやアボガドを育てます。飲料水に困ることもありません。
水があるので、これからは色々なことが始められそうです。

なんとありがたいことでしょう! 



土曜日はダンスの稽古日 

こちらは、春休みが終わり、9月9日から3学期が始まった。
土曜日は学校が休みなので、朝からアートセンターでダンスの稽古です。

誰が何回腕立て伏せをできるか、誰が一番早く走れるかなどと競い合う声や
笑い声は、まだ子どもだけど、こうして並んで写真に納まると大人びて見える。

父親が隣国に働きに行ったり、親が亡くなったり、また近くに居なかったり、
小さな頃から辛さ、淋しさを経験してきた子どもばかりだけど、
早く大人になり過ぎないよう、早いうちに世界を見過ぎることがないよう、
少しでも長く、楽しい子ども時代をおくってほしい。

ティチャファラとティノテンダが、日本ツアーの話を真ん中の2人に聞かせています。
「来年は僕も日本に行きたい!」と2人。


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≪写真左からティチャファラ6年生、ビンセント、タンビライ、ティノテンダ7年生≫

■ ジャナグルアートセンター、遂に敷地に井戸を掘る 

 アートセンターは裁判所や博物館など公的な施設の近くにあるため、最も断水が
少ない地域なのですが、水道代が高く、高い水にも関わらず飲料水には適さないので、
何度も考えた末、井戸を掘ることにしました。

 幸いセンターのあたりは、地下水が豊富らしく、近所の井戸堀り会社に見てもらった
ところ、すぐに「ここ掘れワンワン」の地点がみつかり、そこを掘ったところ、鯨が潮を
吹くように水が空中に噴出しました(水色の円筒から)。あたりの木や草は泥をかぶって
赤茶色です。

 はたして、どれ位深く掘ったのか。土を小さく盛った写真がその記録で、6メートル毎に
出た土を盛っています。フェンス側が一番浅い6メートルの深さの土で、色も硬さも
違う土が7種、つまり42メートル掘ったのだそうです。

 こうして水が出て大喜びしたものの、その水をくみ上げるポンプがこれまた高いので、
水を使えるようになるまで、もう少し時間がかかりそうです。

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■ 雨上がりの後で 

jenaguru artcenter の前で


 11~12歳の女の子を交えてダンスの練習をしている間に、
激しい雨が降り出し、かけ声まで雨音に遠くなる。

 この集中豪雨では道も歩けないし、家に帰れるだろうかと
心配していたら、曇り空が少しずつ明るくなり、雨が止んだ。

     晴れているうちに帰った方がいいよ。
     じゃあ、またね!

 時が止まったかのように停止していた町が、雨が上がると
同時に再び動き出す。